【始まりは矯正靴】ニューバランスとは?歴史や人気モデルを徹底解説!

2025.09.22
【始まりは矯正靴】ニューバランスとは?歴史や人気モデルを徹底解説!
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Nロゴが印象的なスニーカー、ニューバランス。

『574』や『996』といった数字のモデル名が多く「どれが自分に合うのか分からない…」と感じている方も多いのではないでしょうか?

今回の記事では、人気モデルやブランドの歴史を解説しながら、ニューバランスとはどんなブランドなのかを紐解いていきたいと思います。

ぜひ最後までご覧ください。

1. ニューバランスの魅力とは?多くの人を惹きつける3つの理由

ニューバランスのスニーカーは、なぜこれほどまでに愛され、私たちの日常に溶け込んでいるのでしょうか。

この章では、ニューバランスが持つ3つの魅力について解説していきたいと思います。

1-1. 雲の上を歩くような究極の「履き心地」へのこだわり

ニューバランスの魅力を語る上で、絶対に外せないのが圧倒的な履き心地
一度足を通せば、多くの人がその違いに驚くはずです。

衝撃吸収性と反発弾性に優れた独自開発のミッドソールは「ABZORB(アブゾーブ)」や「ENCAP(エンキャップ)」といった、長年の研究から生まれたテクノロジーが着地時の衝撃を確実に吸収し、膝や腰への負担を軽減してくれます。

まるで雲の上を歩いているかのような快適さは長時間歩いても疲れにくいため、日常使いはもちろん、旅行やたくさん歩く日のお供としても絶大な信頼を得ています。

1-2. どんな服装にも合う、機能美から生まれる「普遍的なデザイン」

ニューバランスのスニーカーは、普遍的で洗練されたデザインも大きな魅力です。

グレーやネイビーといった落ち着いたカラーリングを基調とし、スエードとメッシュを組み合わせた上品なルックス。スポーティーでありながらもどこか知的な雰囲気を漂わせる絶妙なバランスが特徴です。

この「やりすぎない」デザインのおかげで、ジーンズやチノパンといったカジュアルスタイルはもちろん、きれいめなスラックスやジャケットスタイルの「外し」アイテムとしても完璧に機能します。一足持っているだけでコーディネートの幅が格段に広がるのは間違いありません。

1-3. 日本人の足にフィット!他ブランドとの決定的な違いを生む「考え抜かれた設計」

ニューバランスは日本人の足にもフィットしやすいことも魅力のひとつ。

ニューバランスの一部のモデルでは足囲のサイズが選べる「ウィズサイジング」という画期的なシステムを採用しています。これにより、自分の足の形に最適な一足を見つけることが可能です。

また、ブランドのルーツが医療用の矯正靴メーカーであることからニューバランスは創業以来、足の解剖学に基づいた靴作りを続けています。
この真摯な姿勢こそが、他のスポーツブランドとは一線を画す抜群のフィット感を生み出しているのです。

2. ニューバランスの歴史を紐解く

今や世界的なスニーカーブランドとして知られるニューバランスですが、その原点が医療用の矯正靴メーカーでした。

この章では、ニューバランスが現在の人気を獲得するまでの歴史を紐解いていきたいと思います。

2-1. 始まりは医療用矯正靴メーカー?「新しいバランス」の誕生秘話

ニューバランスの歴史は、1906年にアメリカ・ボストンの地で始まりました。

創業者であるウィリアム・J・ライリー氏は、偏平足などを治すための矯正靴や足の裏にフィットするアーチサポートインソールを製造するメーカーとして、会社を設立します。

ブランド名の由来は非常にユニークで、ライリーが自宅の庭でニワトリを眺めている際に、「3本の爪で絶妙なバランスを保って立つ姿」にインスピレーションを受け、「履いた人に"新しい(new)、バランス(balance)"感覚をもたらす」という想いを込めて社名をニューバランスと名付けました。

このエピソードからも分かるように、ニューバランスは創業当初から足の解剖学的な知見に基づき、人々の足の悩みを解決するという信念を持っていたのです。

2-2. ランニング界を席巻!一躍有名になった伝説のシューズ

矯正靴メーカーとしてスタートしたニューバランスでしたが、顧客の要望に応える形で1960年代にはオーダーメイドのランニングシューズの製造を開始します。

ここで大きな転機が訪れます。当時としては画期的だった、世界で初めて足囲(ウィズ)を選べるランニングシューズ「トラックスター」を開発。これがランナーの間で評判を呼び、ニューバランスの名は徐々に広まっていきました。

そして1970年代、アメリカで巻き起こった空前のジョギングブームがブランドを大きく後押しします。1976年に発表されたモデル「320」は、現在もお馴染みの「N」ロゴを初めてシューズに採用した記念碑的な一足。

ランニング専門誌「ランナーズワールド」で年間最優秀シューズに選ばれたことで、ニューバランスは一流ランニングシューズブランドとしての地位を不動のものにしたのです。

2-3. ファッションアイコンへ、ラルフ・ローレンも愛したブランドの現在

高い機能性と快適性がランナーたちから絶大な支持を得たニューバランスは、ファッション感度の高い人々にも注目されるようになります。

ファッション界の重鎮ラルフ・ローレン氏は雑誌のインタビューで「ニューバランスの1300は雲の上を歩いているようだ」とニューバランスのスニーカーを絶賛。

ニューバランスは単なるスポーツシューズではなく、ファッションアイテムとしての地位を確立。その後も数々の名作を世に送り出し、世界中のファッション好きを魅了し続けています。

実直なモノづくりから始まった歴史とアスリートやファッションデザイナーに認められた確かな機能性。

ニューバランスは時代を超えて愛される存在となったのです。

3. こだわりはここに現れる。ニューバランスの主な製造国

ニューバランスのスニーカーを選ぶ上で、知っておくと一気に「通」になれるのが製造国の違い。実はニューバランスはスニーカーブランドとしては珍しく、現在でもアメリカとイギリス、アジアに生産拠点を構えています。

この章では、ニューバランスの製造国について解説指定いきたいと思います。

3-1. 職人技が光るフラッグシップ「アメリカ(USA)製」

ニューバランスのブランド哲学を最も色濃く反映しているのが、創業の地であるアメリカ(USA)製のモデルです。

ブランドの顔とも言える「990」シリーズや「1000」番台の多くが、今もなおアメリカの工場で製造されています。

常に最高の履き心地を追求し、最新のテクノロジーを惜しみなく注ぎ込む一方で、細部のステッチワークなどにはアメリカ製ならではの温かみが感じられます。

価格は少し高価になりますが、品質や性能は折り紙付き。
スニーカー好きなら誰もが一度は憧れる、まさにブランドの威信をかけたフラッグシップラインです。

3-2. 気品と高級感を纏う「イギリス(UK)製」

アメリカ製と並んでニューバランスの高級ラインなのがイギリス(UK)製のモデル。
イングランド北西部のフリンビー工場で、少人数の職人によって丁寧に作られています。

なんといっても上質な素材使いと気品あふれる佇まいがイギリス製の最大の魅力。高級なレザーやスエードを贅沢に使用し、シャープで洗練されたシルエットに仕上げられることが多く、まるで革靴のような高級感を漂わせます。

アメリカ製がスポーティーで機能性を追求したモデルが多いのに対し、イギリス製はどこかドレッシーで大人な雰囲気。きれいめなファッションを好む方には特におすすめです。

3-3. 高い技術力とコスパを両立する「アジア製」

「USA製やUK製は魅力的だけど、価格が…」と感じる方も多いかもしれません。
そんな方に最適なのが、中国やベトナムなどで生産される
アジア製のモデルです。

ブランドの代表作である「574」や「996」のベーシックモデルなどがアジア製にあたります。他二つの製造国に比べて安価なので品質が気になるかもしれませんが、ニューバランスが長年培ってきた技術や品質管理はアジアの工場にもしっかりと受け継がれており、高いクオリティを維持しています。

圧倒的なコストパフォーマンスを誇りますので、ニューバランスの入門はアジア製から試してみるのもおすすめです。

4. まずはコレから!ニューバランスの人気・定番モデル5選

ニューバランスの魅力や歴史、こだわりの製造国について理解が深まりましたか?

この章からは、数あるモデルの中から特に初心者の方がまず押さえておくべき定番モデルや人気作まで5足を厳選して紹介していきたいと思います。

4-1. 【574】ブランドの顔!圧倒的なコストパフォーマンスを誇るエントリーモデル

「ニューバランスの最初の1足、どれがいい?」
と聞かれたら、多くの人が「574」を挙げるでしょう。

ブランドのアイコンとして、時代を超えて愛され続ける大定番モデルです。

元々はオフロード用のランニングシューズとして誕生した背景を持ち、少し丸みを帯びた武骨なシルエットが特徴。確かな安定性とグリップ力を備えています。

価格も手頃で豊富なカラーバリエーションも魅力。
最高の入門モデルであり、圧倒的なコストパフォーマンスを誇ります。

4-2. 【996】細身でスマート!きれいめスタイルにハマる鉄板モデル

全体的に細身でスタイリッシュなシルエットが特徴で、よりスマートな印象を与えます。

カジュアルなデニムからきれいめなスラックスまで、どんなパンツにも合わせやすい万能性を誇ります。

アジア製の「CM996」は手頃な価格で人気が高く、USA製の「M996」は素材や履き心地にこだわった上級者向けのモデルとして存在します。

4-3. 【990番台】最高の技術の結晶!スニーカー好きが憧れるフラッグシップシリーズ

「1000点満点中990点」というキャッチコピーで1982年に登場して以来、ニューバランスの最新技術が常に注ぎ込まれてきた最高峰ラインが「990番台」です。

初代「990」から現在の「990v6」に至るまで、常にアップデートを繰り返しながら進化。特にシリーズの中でも名作として名高い「993」は、卓越した履き心地で多くのファンを魅了。

USA製ならではの重厚な作りと、他のモデルとは一線を画す快適性は、一度体験すると虜になること間違いなしです。

4-4. 【2002R】ハイテク感がたまらない!近年のヒットモデル

2010年に登場したUSA製の「2002」を、アジア製として復刻したのがこの「2002R」。近年のスニーカートレンドを牽引する爆発的な人気モデルです。
※筆者も1足持っていますが、通気性も良くて蒸れにくくかなり履きやすいです。

高性能なランニングシューズ「860v2」と同じソールを搭載しており、オリジナルモデルに勝るとも劣らない衝撃吸収性と反発性を実現。ハイテク感のあるデザインと上質なヌバックやメッシュを組み合わせたアッパーが、足元に絶妙な存在感を与えてくれます。

比較的手に取りやすい価格帯も人気の理由です。

4-5. 【Made in UK 1500】大人な雰囲気を醸し出す、シャープな横顔が魅力の一足

最後に紹介するのは、UK製の数ある名作の中でも特に人気の高い「1500」です。
他のモデルとは一線を画す、
シャープで流麗なシルエットが最大の特徴。

サイドの「N」ロゴが小さく刺繍されている点も「1500」ならではのデザイン。控えめなロゴと美しいフォルムが、非常に大人びた印象を与えます。

上質なレザーやスエードを使用したモデルが多く、まるで革靴のような品格を纏った一足。ジャケットスタイルなどドレッシーな服装とも相性抜群です。

5. まとめ:ニューバランスは歴史と技術に裏打ちされた唯一無二のスニーカーブランド

いかがだったでしょうか。
今回は、ニューバランスとはどんなブランドなのかを紹介するために、ブランドの魅力や歴史、おすすめ人気モデルなどを紹介させていただきました。

矯正靴メーカーとしてスタートした歴史的背景から生まれる、他の追随を許さない究極の履き心地

これらの魅力が絶妙に絡み合い、ニューバランスは単なるスニーカーブランドには収まらない、唯一無二の地位を築き上げています。

皆さんもぜひニューバランスのスニーカーを履いてみてくださいね!

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