ネイバーフッドとはどんなブランド?人気の理由や歴史を徹底解説!

2025.08.27
ネイバーフッドとはどんなブランド?人気の理由や歴史を徹底解説!

ストリートファッション好きなら誰もが知るブランドの『NEIGHBORHOOD(ネイバーフッド)』

男らしい無骨なブランドイメージが人気を呼び、多くの人から注目を集めています。

しかし、最近ファッションに興味を持ち始めた方にとっては
「一体どんなブランドなの?」
「なぜそんなに人気があるんだろう?」
と疑問に思うかもしれません。

さて、この記事では、ネイバーフッドとはどんなブランドなのかを説明するために、魅力や歴史、人気アイテムを紹介していきたいと思います。

ぜひ最後までご覧ください!

1.【なぜ人気?】ネイバーフッドの魅力

ストリートファッション好きなら誰もが知る存在の 「NEIGHBORHOOD(ネイバーフッド)」。

1994年のブランド設立以来、東京のストリートシーンを牽引し、今や世界中のファンから熱狂的な支持を受けています。

ここでは、ネイバーフッドが長年にわたって多くの人々を惹きつけている「3つの大きな魅力」を徹底的に掘り下げていきたいと思います!

1-1. バイクやミリタリーが基盤の無骨でブレない世界観

ネイバーフッドの根幹を成しているのは、モーターサイクル(バイク)、ミリタリー、アウトドア、トラッドといった男なら誰もが一度は憧れるカルチャー。

この力強い世界観は創設者である滝沢伸介氏のライフスタイルそのもの。
筋金入りのバイク好きとして知られ、その愛情がブランドの隅々にまで色濃く反映されています。

例えば、屈強なレザーライダースジャケットやオイルの匂いが漂ってきそうなワークシャツ、タフなバイカーデニムなどは、まさにブランドを象徴するアイテムと言えるでしょう。

また、ミリタリーウェアへの造詣も非常に深く、フライトジャケットの「MA-1」やフィールドジャケット「M-65」などをベースにしたアイテムは、毎シーズン絶大な人気を誇ります。

ネイバーフッドのアイテムに共通するのは、「無骨さ」と「本物感」
流行り廃りの激しいファッション業界において、ネイバーフッドは安易にトレンドに迎合することなく、設立当初から一貫して自分たちの信じる「かっこよさ」を追求し続けています。

1-2. こだわり抜かれた高い品質とクラフトマンシップ

ネイバーフッドのもう一つの大きな魅力は「こだわり抜かれた高い品質クラフトマンシップ」です。

手に取ればすぐにわかる、ずっしりとした生地の重み、丁寧な縫製、そして細部にまで宿るこだわり。

ネイバーフッドのデニムは、穿き込んだヴィンテージのようなリアルな色落ちやダメージ加工が施されているものが多いです。中でも「SAVAGE(サベージ)」と名付けられたシリーズはブランドのアイコン的存在。

職人の手作業によって一本一本丁寧に施されるダメージやリペア、汚し加工は、もはや工業製品の域を超えたアートピースと呼んでも過言ではありません。

また、Tシャツは着込むほどに体にフィットし、自分だけの一着に育っていく。

この感覚は安価なファストファッションでは決して味わうことのできない、ネイバーフッドならではの醍醐味です。

1-3. 注目を集める多様なブランドとのコラボレーション

ネイバーフッドは、国内外の様々なブランドとのコラボレーションを行っていることも魅力のひとつでしょう

単なる話題作りではなく、ネイバーフッドが持つミリタリーやモーターサイクルといった軸と相手ブランドの持つ個性や技術がマッチすることで、単独では決して生まれなかったであろう新しい価値を創造しています。

新たなファン層を獲得していく戦略もまた、ネイバーフッドがストリートの第一線で輝き続ける理由の一つなのです。

2. ネイバーフッドの歴史

ネイバーフッドの唯一無二の世界観は、一体どのようにして形作られていったのでしょうか。

ここでは、ネイバーフッドの原点である創設者・滝沢伸介氏の人物像から、ブランドが産声を上げた90年代の東京・原宿の熱気、そして今なお続くブランドの哲学まで、その壮大な歴史を紐解いていきましょう。

2-1. 創設者・滝沢伸介氏とブランドの誕生

ネイバーフッド創設者の滝沢氏はファッションデザイナーとしての専門教育を受けた経歴を持ちません。

長野県に生まれ上京後は音楽業界に身を置き、レコード会社に勤務。当時、日本のストリートカルチャーがまさに生まれようとしていた80年代後半から90年代初頭、彼はDJやスタイリストとしても活動し、シーンの熱気を肌で感じていた重要人物の一人です。

この時期の彼の活動を語る上で欠かせないのが、後の「裏原宿」ムーブメントを共に作り上げることになる盟友たちとの出会いです。FRAGMENTの藤原ヒロシ氏やUNDERCOVER(アンダーカバー)の高橋盾氏といった、当時の東京のカルチャーシーンを牽引していたカリスマたちと交流を深める中で、彼はファッション、音楽、アートが密接に絡み合うカルチャーの面白さにますますのめり込んでいきました。

自身の「好き」を突き詰めた結果、1994年、NEIGHBORHOODは誕生しました。

デザイナーとしての英才教育ではなく、ストリートカルチャーの現場で培われた本物の審美眼。滝沢氏自身の生き様そのものがブランドの設計図となっているからこそ、ネイバーフッドは誰にも真似できない、リアルな説得力を持っているのです。

2-2. 1994年、東京・原宿から始まったストリートカルチャー

ネイバーフッドが産声を上げた1994年の東京・原宿

当時、華やかなブランドショップが立ち並ぶ表通り(現在のキャットストリートや表参道)から一本入った裏通りは、後に「裏原宿(裏ハラ)」と呼ばれるようになります。

当時は今のようにスマホ時代ではなかったので、ファッションに関する情報は限られた雑誌かショップでの口コミが重要ポイント。だからこそ、ショップそのものが情報発信の基礎であり同じ価値観を持つ若者たちが自然と集まるコミュニティスペースとしての役割を担っていました。

裏原宿ムーブメントを語る上で欠かせないのがWTAPSの西山徹氏やA BATHING APEのNIGO氏といった、同じ時代にブランドを立ち上げたデザイナーたちの存在。ライバルでありながら互いにリスペクトし合う仲間として、東京独自のストリートカルチャーを世界に向けて発信。

作るモノに飽き足らない、感度の高い若者たちの心を鷲掴みにしました。

2-3. ブランドコンセプトの根幹にある「ライフスタイルの提案」

創設者の滝沢氏は、服だけでなく自らの生活を取り巻くあらゆるモノに強いこだわりを持っています。

例えば、ブランドのアイコンの一つである「インセンスチャンバー(お香立て)」は、部屋のオブジェとしても圧倒的な存在感を放ち、ネイバーフッドの世界観を空間に持ち込むことができるアイテムです。

さらに近年では、滝沢氏の趣味である植物が高じて生まれた「SRL(SPECIMEN RESEARCH LABORATORY=標本研究室)」が大きな注目を集めています。

植物を植えるための鉢(ポッド)やグローブ、用土を混ぜるためのトレイといった本格的な園芸用品をネイバーフッドならではの無骨なデザインで展開。ファッション好きだけでなく、新たに植物愛好家というファン層を獲得することに成功しました。

包括的なアプローチこそが、ブランドをより強固で代替不可能な存在へと押し上げている最大の要因と言えるでしょう。

3. ネイバーフッドの人気アイテム

いざショップやオンラインストアを覗いてみても、豊富なラインナップでどれから見ればいいか迷ってしまうかもしれません。

そこでこの章では、長年のファンから絶大な支持を受ける定番の人気アイテムを厳選してご紹介します。

3-1. ブランドの象徴「インセンスチャンバー(お香立て)」

ネイバーフッドのアイテムの中で、まず真っ先に紹介すべきは、意外にもアパレルではありません。
「インセンスチャンバー」と呼ばれる、陶器(セラミック)製のお香立てです。

「服のブランドなのに、お香立て?」と驚くかもしれませんが、これこそがネイバーフッドの神髄である「ライフスタイルの提案」を最も象徴するアイテムなのです。一つのアートピースとして、世界中のコレクターから熱い視線を集めています。

スカル(骸骨)やイーグル、拳銃、怪しいキノコといった、ネイバーフッドならではのダークでエッジの効いたモチーフが非常に精巧な造形で表現。お香を焚くと煙がゆらりと立ち上がる光景は、ただ香りを楽しむだけでなく、視覚的にも空間をブランドの世界観で満たしてくれる唯一無二の体験です。

3-2. 無骨な世界観を体現するアウター(ライダース・ミリタリー)

ネイバーフッドのバックボーンであるモーターサイクルとミリタリーの精神を、最もダイレクトに感じられるのがアウター類です。
ブランドの世界観をその身に纏うことができる、まさに主役級のアイテムが揃っています。

決して安価ではありませんが、重厚な作りはまさに「一生モノ」。

何年も着込むことで自分の体に馴染み、傷やシワさえもが勲章となる。
そんなロマンを掻き立ててくれる、大人の男にこそふさわしい一着です。

3-3. 長く愛用できるこだわりのデニムパンツ

アウターと並び、ネイバーフッドのクラフトマンシップを最も体感できるのが、デニムパンツです。

ブランドの技術力の高さが遺憾なく発揮された、絶対に欠かせないカテゴリーと言えるでしょう。

まるで何十年も穿き込んだかのようなリアルな色落ち(アタリやヒゲ)、ダメージ、リペア、ペンキの飛び散りなどが表現されているSAVAGE。
同じモデルでも一点一点表情が異なるため、まさに「自分だけの一本」と出会うことができます。

また、自分の手で色落ちを一から育てていくリジッドデニムもSupremeとのコラボでラインナップ。最初は硬くゴワゴワとした生地が穿き込むほどに体に馴染み、ライフスタイルが刻み込まれるように色落ちしていく。

この「デニムを育てる」というプロセスは、ファッション好きにとって至福の時間です。

3-4. まずはここから!グラフィックが魅力のTシャツ・パーカー

ネイバーフッドの最初の一着として心からおすすめしたいのがTシャツやパーカーです。

比較的手に取りやすい価格帯でありながら、ブランドの「今」のムードが色濃く反映されており、ネイバーフッド入門には最適なアイテムです。

一枚で着てグラフィックを主張するのはもちろん、シャツやジャケットのインナーとして覗かせればコーディネートの絶妙なアクセントに。使い勝手が良く、何枚でもコレクションしたくなる魅力に溢れています。

ブランドの神髄に触れる第一歩として、まずはTシャツやパーカーから、ネイバーフッドの世界観を体感してみてはいかがでしょうか。

3-5. 話題性抜群のコラボレーションアイテム

最後の人気アイテムとして挙げるのが、常にストリートの話題をさらうコラボレーションアイテムです。

ネイバーフッドのファンはもちろん、コラボ相手のファンにとっても見逃せない特別な存在となっております。

売情報をこまめにチェックしてするのもストリートファッションの醍醐味の一つと言えるでしょう。

4. ネイバーフッドは日本が誇るストリートブランド

いかがだったでしょうか?
今回は、ネイバーフッドとはどんなブランドなのかを説明するために、人気アイテムや歴史を解説しました。

東京・原宿から始まったネイバーフッドは今や世界中のストリートを照らす大きな存在となりました。

裏原ファッションに挑戦してみたい方は、ぜひ言い度ネイバーフッドを手に取ってみてください。

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