モード系とは?トレンドのファッションスタイルについて徹底解説!

2025.04.29
モード系とは?トレンドのファッションスタイルについて徹底解説!

洗練されたシルエットと独創的なデザインが魅力的なモード系ファッション。

モノトーンを基調としたシックな色使いや、アシンメトリーなデザイン、オーバーサイズのシルエットなど、独特の魅力を持つファッションスタイルです。

モード系はハイファッションのスタイルを日常に取り入れた個性的ファッションジャンルで、服そのものを楽しむファッション好きの間で根強い人気を誇っています。

「モード系って実際どんな服装なの?」
「モード系ファッションが似合う人ってどんな人?」
「おすすめのモード系ブランドは?」

などなど、モード系に関する疑問を抱えている方も多いのではないでしょうか?

この記事では、モード系ファッションの特徴や魅力、おすすめブランド、スタイリングのコツまで解説し、モード系とはどんなスタイルなのかについて紐解いていきたいと思います。

最後までお読みいただけますと幸いです。

1. モード系とは「流行」のファッションスタイル

モード系とはフランス語の「mode(流行)」という言葉に由来しています。
これに日本語の「系」を組み合わせることで「モード系」という言葉が生まれました。

最新のトレンドや独創的なデザインを取り入れた、洗練されたスタイルのモード系。
パリ、ミラノ、ニューヨークなどのファッションの中心地で開催されるコレクションで発表されるデザインコンセプトを反映した服装を指すことが多く、ハイファッションの影響を強く受けながらも日常に取り入れやすくアレンジされた点が特徴です。

モード系のスタイルは、一般的なカジュアルファッションやストリート系とは一線を画します。服そのものを楽しむという観点が強く、モテるためや特定のシーンに合わせるというよりも、ファッション自体の芸術性や表現力を重視しているイメージ。

モノトーンを基調とした色使いやアシンメトリー(非対称)なデザイン、オーバーサイズのシルエット、シアー素材の活用など…。従来の「きれいめ」や「カジュアル」といったジャンルにはない独特のスタイルを持っています。

男性のモード系も洗練されたデザインや独創的なシルエットを特徴としますが、より構築的で無機質な印象を与えるスタイルが多い傾向。ジェンダーレスな要素も多く取り入れられており、性別にとらわれないファッション表現が可能なのもモード系の魅力のひとつです。

モード系は特定の顔立ちや体型に限定されるものではありませんが、モード系が似合う人の特徴として、シンプルでクールな雰囲気を持つ方や個性的なスタイルを楽しめる自信を持った方に馴染みやすいと言われています。

2. モード系ファッションの特徴と魅力

モード系ファッションには他のファッションジャンルと一線を画す独特の特徴があります。

ここではモード系の持つ主な特徴と、多くの人を魅了する理由を詳しく見ていきましょう。

2-1. 黒を基調とした落ち着いたスタイル

モード系ファッションといえば、まず思い浮かぶのがブラックを中心としたモノトーンカラー。黒は洗練された印象を与えるだけでなく、様々なデザインの個性を引き立てる効果があ流と言われております。

モード系では、全身を黒で統一するオールブラックコーディネートが定番。シャツ、パンツ、アウターまで黒で揃えることで無駄を削ぎ落とし、洗練された雰囲気を演出。
黒だけでなくグレーやホワイトなど、他のモノトーンカラーと組み合わせることで落ち着きのある大人のスタイルを表現することができます。

黒を基調としながらも、ワンポイントでダークトーンの色味(ネイビーやダークグリーンなど)を取り入れることで、奥行きのあるスタイルを組むことも可能。ファッションに対する繊細な感性を表現するモード系ならではの特徴と言えるでしょう。

2-2. 独創的なシルエット

モード系ファッションの大きな特徴として、独創的なシルエットが挙げられます。
従来の「きれい」や「かわいい」という概念よりもアーティスティックな形状や構造が特徴です。

左右対称ではなく、あえてバランスを崩したアシンメトリーデザインは、見る者の視線を惹きつけます。裾や袖の長さが左右で異なるトップスや不規則なドレープが施されたスカートなどが代表的なアイテムです。

また、体のラインをあえて隠すビッグシルエットのアウターやトップスは、従来の「体のラインを美しく見せる」という概念を覆しました。モード系において、オーバーサイズは単に大きいだけでなく、計算された余白や空間を生み出すデザイン手法と言っても過言ではないでしょう。

2-3. シアー素材やジェンダーにとらわれないアイテムが豊富

モード系ファッションの最新トレンドとして注目されているのが、シアー(透け感のある)素材です。
透け感のあるブラウスやシャツ、シアーパンツなどはモノトーンコーディネートに軽やかさと小慣れ感を加えてくれます。

シアー素材は肌の露出を控えめにしながらも程よいセクシーさを演出できるため、モード系女子から大人気のアイテム。黒のシアーブラウスを同色のインナーと合わせたり、白のシアーアイテムを黒のアイテムと組み合わせるなど、モノトーンの中でメリハリを付けるテクニックも広く取り入れられています。

また、「女性らしさ」や「男性らしさ」といった従来の概念を超え、自分自身の感性や好みに忠実なスタイリングを楽しむことも。モード系メンズでもスカートやワンピースなどのアイテムを取り入れたり、モード系女子がメンズライクなアイテムを着用したりすることも珍しくありません。

3.【一覧】モード系ファッションのおすすめ人気ブランド10選!

モード系ファッションを取り入れたいと思っていても、どのブランドを選べばよいのか迷ってしまうこともあるのではないでしょうか?

この章では、世界的に評価の高いハイブランドから比較的手に入れやすいブランドまで幅広くピックアップしましたので、モード系の代表的なブランドを10選ご紹介させていただきます。

3-1. ISSEY MIYAKE

日本が世界に誇るデザイナー、三宅一生氏が創設したブランドの『ISSEY MIYAKE/一イッセイミヤケ』。

独自の「プリーツ」技術を活かした立体的な服作りが特徴的なブランドで、モード系ブランドの代表格として日本中、いやいや世界中で愛されています。

シンプルでありながらも独創的なシルエットと構造的なデザインが特徴で、プリーツラインのPLEATS PLEASEシリーズは、機能性と美しさを兼ね備えた名作として知られています。

モノトーンを基調としながらも鮮やかな色を取り入れた作品も多いので、モード系初心者から上級者まで幅広く支持されています。

3-2. COMME des GARCONS

日本が誇るもう一つのモード系ブランドのCOMME des GARCONS(コム デ ギャルソン)』。川久保玲氏が手がける前衛的でアバンギャルドなデザインで知られるモード系の代表的ブランドです。

非対称なシルエットや構築的なフォルム、あえて完成を避けたような意匠など、その独創性は他に類を見ません。「黒の衝撃」と呼ばれた全身黒のコレクションは、モード系ファッションのアイコン的存在となっています。

多くのラインがあり、ハートに二つ目がついたロゴのPlayシリーズのようなカジュアルなアイテムから、前衛的なファッションアイテムまで幅広い選択肢があります。

3-3. Yohji Yamamoto

山本耀司氏によるYohji Yamamoto(ヨウジヤマモト)』も、日本を代表するモード系ブランドです。黒を基調とした独特のドレープやジェンダーの境界を曖昧にするデザインアプローチで、多くの人々魅了しています。

特に黒のオーバーサイズのシルエットや、非構築的でありながら緻密に計算されたフォルムは、「黒の詩人」と呼ばれる山本氏ならではのものです。

また、Y's(ワイズ)やY-3(アディダスとのコラボレーションライン)など様々なラインを展開し、モード系ファッションの幅を広げています。

モード系ファッションを初めて買うなら、ヨウジヤマモトの古着から買ってみるのも良いでしょう。

3-4. RAF SIMONS

ベルギー出身のデザイナー、ラフ・シモンズ氏によるブランドRAF SIMONS(ラフ・シモンズ)』。若者文化やサブカルチャーからインスピレーションを得たファッションアイテムの数々は、現代的でクールな魅力に溢れています。

特にメンズウェアにおいて強い影響力を持ち、ディテールや素材使いに独自のセンスが光るアイテムが多く、モード系ファッションに興味を持ち始めた方にもおすすめです。

3-5. Rick Owens

アメリカ出身のデザイナー、リック・オウエンス氏によるRick Owens(リック・オウエンス)』。ダークでエッジの効いたデザインが特徴のブランドです。展開されているアイテムからじ感じ取れることができる独自の美学は、モード系ファッションの一つの到達点として多くのファンを持っています。

長く流れるようなシルエット、レイヤード(重ね着)を前提としたデザイン、そして革新的な素材使いは、一目でリック・オウエンスとわかる独自のスタイルを作り上げています。特にレザージャケットやドレープのあるトップス、特徴的なスニーカーなどは多くのモード系ファンが憧れるアイテムです。

3-6. Maison Margiela

マルタン・マルジェラ氏により創設された『Maison Margiela(メゾン マルジェラ)』。
現代の若者を中心に爆発的な人気を誇り、モード系ファッションに革命をもたらしています。現在はジョン・ガリアーノがクリエイティブディレクターを務めています。

縫い目を外に出したステッチデザインやアヴァンギャルドなデザインからは、従来のファッションの常識を打ち破るアプローチが強く感じられます。

タビブーツや5ACなどアイコニックなアイテムも多数展開されており、新たな解釈でブランドの遺産を継承しています。

3-7. UNUSED

日本発のブランドUNUSED(アンユーズド)』は、シンプルでありながら洗練されたデザインと高い品質で注目を集めているモード系ブランド。
ベーシックなアイテムを現代的に再解釈し、どこか新鮮な魅力を持つアイテムを展開しています。

過剰な装飾を排したミニマルなデザインながらも絶妙なサイズ感やディテールの工夫により、独自の存在感を放っています。比較的古着だと手に入れやすい価格帯も魅力でモード系ファッションに初めて挑戦する方にもおすすめのブランドです。

3-8. Alexander Wang

ニューヨークを拠点に活動するデザイナー、アレキサンダー・ワン氏による『Alexander Wang(アレキサンダー・ワン)』は、アーバンでクールな雰囲気と洗練されたデザインが特徴です。

モノトーンを基調としたカラーやミニマルでありながらエッジの効いたデザイン、そして着心地の良さを両立させたアイテムは、日常的にモード系ファッションを楽しみたい方に最適。バッグやシューズなどの小物は、取り入れやすく人気があります。

3-9. JIL SANDER

ジル・サンダー氏により創設されたJIL SANDER(ジル・サンダー)』は、ミニマリズムを極めたデザインと上質な素材使いで知られるモード系ブランドです。

白や黒、ネイビーといったベーシックカラーを用いたイメージの強いジルサンダーは、長く愛用できる普遍的な魅力を持っています。伝統を尊重しながらも現代的な解釈を加えた作品を発表しています。

モード系の中でも特に洗練された大人っぽいスタイルを求める方におすすめです。

3-10. TOGA ARCHIVES

古田泰子氏によるブランドTOGAのアーカイブラインである『TOGA ARCHIVES』は、独創的でありながら着やすいデザインで、国内外で高い評価を得ているモード系ブランドです。

独特なカッティングのアパレルや特徴的なブーツは多くの人が欲しいと感じるアイテム。日本のデザイナーズブランドの中でも、国際的な視点とローカルな感性を融合させた独自のスタイルを持つブランドとして、モード系ファッションの新たな可能性を示しています。

4. モード系ファッションのスタイリングのコツ3選

「モード系ファッションに興味はあるけれど、実際にどう着こなせばいいのか分からない」という方も多いのではないでしょうか?

ここでは、モード系ファッションを取り入れるための具体的なスタイリングのコツを3つ紹介していきたいと思います!

4-1. 基本はモノトーンアイテムを使う

モード系ファッションの基本は何と言ってもモノトーンカラー”の活用です。
特に黒を中心としたオールブラックコーデはモード系の代名詞とも言えます。

黒は洗練された印象を与えるだけでなくシルエットや素材感など、服の持つ本質的な要素を際立たせる効果があります。

4-2. オーバーサイズなどのトレンドアイテムを取り入れる

モード系ファッションスタイルの2つめのコツはトレンドを取り入れた独創的なデザインのアイテムを取り入れる”です。

特にオーバーサイズのアイテムは、モード系スタイルの中心的存在と言えるでしょう。

モード系メンズでも女性でも、オーバーサイズのアイテムは取り入れやすく、すぐにモード系の雰囲気を楽しむことができるのでおすすめです。

4-3. あえてアンバランスなシルエットで

あえてアンバランスなシルエットを作ることで、個性的でアーティスティックな印象を与えることができます。

最初は全身をモード系にするのではなく、小物やアウターなど一部のアイテムから取り入れて、徐々に自分のスタイルを確立していくのもおすすめ。ファッションは自己表現の一つなので、モード系の要素を取り入れながら自分らしさを大切にしたスタイリングを楽しみましょう。

5.【まとめ】ファッションのトレンドジャンル、モード系

いかがだったでしょうか?
今回は、モード系とは一体どんなジャンルなのかについて解説するために、特徴や魅力、おすすめブランドを解説させていただきました。

モード系ファッションとは単なるトレンドや流行を超えた、ファッションを通じた自己表現の一形態と言えます。

ファッションに正解はありません。
大切なのは、自分が心から楽しめるスタイルを見つけること。

モード系の要素を取り入れながら、みなさんだけの唯一無二のファッションを楽しんでください。

 

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