オールドグッチとは?現行品との違いから年代別の見分け方まで徹底解説

2026.01.20
オールドグッチとは?現行品との違いから年代別の見分け方まで徹底解説

「グッチ一族が手掛けていた時代の希少なヴィンテージアイテム」
として今や特別な価値を持つオールドグッチ。

いざ買ってみよう!となると見分け方や状態のチェックポイントなど知っておきたいことも多いですよね。

そこで今回は、オールドグッチの定義や現行品との違い、さらには失敗しないための年代別の見分け方を徹底解説します。

この記事を読めば、古着屋さんでの出会いがもっとワクワクするものになるはず。
自分だけの一生モノを手に入れるための知識を、一緒に深めていきましょう。

1. オールドグッチ(OLD GUCCI)とは?

まず、オールドグッチとは、GUCCIファンの間で定着した「1980年代までのグッチ一族が経営していた時代の製品」を指す呼び名です。

なぜ今、あえて数十年も前のアイテムがこれほどまでに支持されているのか、その理由を紐解いていきましょう。

1-1.グッチ一族が手掛けた1980年代までのヴィンテージ

オールドグッチと呼ばれるのは、創業者のグッチオ・グッチから息子たちの代が経営に携わっていた黄金期のアイテムだけ。

1990年以降、経営が家族の手を離れてからはオールドグッチのアイテムとは呼ばれないことが多いです

かつての王室やセレブリティに愛された当時のままの姿を残しているからこそ、単なる中古品とは一線を画すヴィンテージとしての品格が漂っています。

1-2.希少性とクラシカルなデザインが支持される背景

オールドグッチが20代〜30代の女性から絶大な人気を集めている理由は、大きく分けて3つあります。

現在は生産されていないため市場に出回る数には限りがあり、「人と被りたくない」「自分だけのスタイルを楽しみたい」という気分の方にオールドグッチはぴったりです。

また、レトロ可愛いデザインでお馴染みのシェリーラインや重厚感のあるGGロゴは、最近のブランドバッグにはないどこか懐かしくて温かみのあるデザイン。
現代ファッションのトレンドであるレトロモダンなファッションに驚くほど馴染みます。

当時は今ほど大量生産が主流ではなかったため、一つひとつに職人の手仕事が感じられるのも魅力のひとつ。ピグスキンなどの素材選びにも、一族経営時代ならではのこだわりが詰まっています。

「古いから価値が下がる」のではなく、「古ければ古いほど、現代では作れない贅沢な仕様に出会える」といったような逆転の発想が、おしゃれに敏感な女性たちを虜にしている理由と言えそうです。

2. オールドグッチと現行グッチの違い|一族経営とブランドの変遷

「今のグッチと、昔のグッチって何が違うの?」
と疑問を持つ方も多いかと思います。 

その答えは、単なるデザインの差だけではなく、ブランドの運営スタイルやモノづくりへの向き合い方が異なっています。

この章では、オールドグッチと現行のグッチの違いについて解説していきたいと思います。

①経営体制の違い:伝統の職人技か、最新のトレンドか

一番大きな違いは、誰がブランドを動かしていたかです。

オールドグッチは創業者のグッチオ・グッチとその息子たちによる「一族経営」。
家族の誇りをかけて、イタリアの伝統的な職人技(クラフトマンシップ)を重んじたモノづくりが行われていました。

一方、現行グッチは、1990年代以降にフランスの巨大資本(現在のケリンググループ)の傘下へはいった後のアイテム。世界的デザイナーを起用し、ファッション業界のトレンドを牽引する「モードな高級ブランド」へと進化しました。

オールドグッチには、大量生産では出せない「手仕事のぬくもり」や「重厚感」が今も息づいています。

②ロゴと刻印の変化:筆記体・ブロック体の年代的な特徴

一目で見分けられるポイントが「ロゴ」のデザインです。


項目

オールドグッチ(〜80s)

現行グッチ(90s〜)

ロゴの書体

筆記体(スクリプト)や、細身のフォントが主流。

筆記体ではないフォントが基本。

刻印内容

「GUCCI italy」や「MADE IN ITALY BY GUCCI」など。

「GUCCI ® MADE IN ITALY」と型番がセット。


特にバッグの内側にあるレザータグを見た時に、さらさらと書かれたような筆記体ロゴがあれば、それは一族経営時代の貴重な証拠かもしれません。

③素材のこだわり:高級皮革「ピグスキン」と「シェリーライン」

素材使いにも、今のグッチにはない贅沢な特徴があります。

ピグスキン(猪革・豚革)の多用

オールドグッチのレザー製品には、「ピグスキン」が多く使われています。非常に丈夫で型崩れしにくく、表面に独特の毛穴の跡があるのが特徴。使い込むほどに味わい深い飴色に変化していくのは、上質なヴィンテージならではの楽しみです。

シェリーライン(ウェビングライン)

 赤×緑、あるいは赤×青のストライプ柄。現行品でも復刻されていますが、オールドグッチのものは色のトーンが少し落ち着いていて、キャンバス地の質感がより厚手でタフな印象。当時の「カジュアルだけど上品」な雰囲気が色濃く出ています。

「今のグッチは少しキラキラしすぎていて自分には勇気がいる…」と感じている方でも、落ち着いたトーンのオールドグッチなら、毎日のコーデにすんなり馴染んでくれますよ。

3. オールドグッチの年代と本物の見分け方|鑑定のチェックポイント

オールドグッチには、年代ごとに特徴的なサインがあります。

ここでは、鑑定士もチェックする「本物と年代を見極める3つのポイント」を紹介します。

3-1.タグの形状でわかる年代判別(紙タグ・クレスト紋章)

バッグの内側やポケットの中を覗いてみてください。
そこに付いている「タグ」は、年代を特定する最大のヒントになります。

まずは、内ポケットの中に小さな「盾のような形の紙タグ」が縫い付けられていることがあります。これはオールドグッチの中でも特に人気が高い時期の証。紙なので千切れてしまっていることも多いですが、残っていればラッキーなレア個体です。

クレスト紋章(盾のマーク) 中世の騎士のような「盾(クレスト)」のマークが刻印されているものは、一族経営時代の象徴。1950年代〜80年代にかけて使われていたもので、現行品にはないクラシカルな雰囲気を醸し出しています。

3-2.シリアルナンバーと刻印のディテール

偽物との判別で最も重要なのが、刻印の「丁寧さ」です。

本物はレザーに深く、はっきりと刻印されています。文字の並びがガタガタしていたり、表面をなぞっただけのような浅い刻印は注意が必要です。

タグの裏側に数字(シリアルナンバー)が打たれているか確認しましょう。オールドグッチの場合、現在のものより桁数が変わったり、手打ち感のある不揃いな数字だったりすることもありますが、それが逆に「当時物」の証拠になります。

3-3.内部の状態確認:ヴィンテージ特有の「粉吹き・ベタつき」の注意点

オールドグッチを購入する際、絶対に確認してほしいのが「内装の状態」です。

当時のグッチは内側に合成皮革(ポリウレタンなど)を使用していることが多く、経年劣化で表面がポロポロとはがれ、白い粉が出てくることがあります。

 ポケットの中に手を入れてみて、手に白い粉がついたり、ザラザラしていたら「粉吹き」が始まっています。

あまり気になる場合は、専門業者でクリーニング(内袋の交換)をすることも可能ですが、その分コストがかかります。購入前に「内側がベタついていないか」「粉が出ていないか」は必ずチェックしましょう。

こうしたヴィンテージ特有のクセを理解しておくと、納得感を持って「運命の一点」を選べるようになりますよ。

4. オールドグッチの人気ラインと主要アイテム

オールドグッチには今見ても全く色あせない魅力的なデザインがたくさんあります。

ここでは「オールドグッチらしさ」を存分に味わえる代表的なラインを紹介します。

【シェリーライン】ブランドを象徴する3色ストライプ

オールドグッチといえば、まず思い浮かぶのが「シェリーライン(ウェビングライン)」です。緑・赤・緑の3色で作られたストライプが、ブラウンのGGキャンバスに映えるデザイン。

1950年代に馬の腹帯から着想を得て誕生し、デニムなどのカジュアルスタイルにもトレンチコートのようなきれいめスタイルにも、ほどよいアクセントを加えてくれます。

【GGプラス・GGスプリーム】耐久性に優れた定番素材

キャンバス地にPVC(ポリ塩化ビニル)加工を施した素材のGGプラス・GGスプリーム。古着屋さんで最もよく見かけるオールドグッチの定番です。

汚れや水に強く、何十年経っても劣化しにくいのがメリットのひとつ。「ヴィンテージは扱いにくそう…」と不安な初心者さんにぴったりです。

表面をサッと拭くだけでお手入れができるのでデイリー使いには最適です。

【バンブー・ジャッキー】今なお愛される不朽の名作

現行モデルでも復刻されている、グッチの歴史を語る上で欠かせないアイコンバッグたちです。

バンブー

第二次世界大戦後の物資不足から、持ち手に「竹」を採用したモデル。職人が一本ずつ火で炙って曲げているため、形がすべて微妙に異なるのが一点物らしいポイント。

ジャッキー

ジョン・F・ケネディ大統領夫人のジャクリーン・ケネディが愛用したことから名付けられた、丸みのある三日月型のバッグ。肩にかけた時のシルエットがとてもエレガントです。

5. まとめ|一生モノのオールドグッチを見つけるために

いかがだったでしょうか?
今回はオールドグッチとはどんなアイテムのことを指すのかを説明するために、概要から現行品との違い、代表アイテムまで解説させていただきました。

現行品のような完璧な美しさも素敵ですが、ヴィンテージ特有の「使い込まれた風合い」はコーディネートに奥行きとこなれ感を与えてくれるはずです。

次に古着屋さんを訪れるときは、ぜひ内側のタグや素材の質感までじっくり観察してみてください。あなただけの特別なオールドグッチが見つかることを、心から応援しています!

 

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