街でも山でもサマになる———。
そんなアウトドアブランドといえば、やはりパタゴニア/Patagoniaでしょう。
機能性だけじゃなく、“通”な雰囲気や環境意識の高さも含めて、ファッション好きの間で長年支持されてきた名ブランドです。
「パタゴニアの名作にはどんなのがある?」
そんな疑問を持つあなたのために、この記事では“名作”と呼ばれるパタゴニアの人気アイテムを7つ厳選してご紹介。
定番ジャケットから隠れた名品まで、持っておいて間違いなしのアイテムをまとめました。
最後までぜひご覧ください。
1. Patagonia/パタゴニアとは?
パタゴニアは1973年にアメリカ・カリフォルニア州で誕生したアウトドアブランドです。
創業者のイヴォン・シュイナードは、もともとクライマーであり、自身が必要とするクライミングギアを作ったことからスタートしています。
クライミングブランドではありながらも街中でも着られる洗練されたデザインや、知る人ぞ知るヴィンテージアイテムの存在感もあり、ファッション好きの間では「渋くてかっこいい」と再評価されているのが昨今の流れ。
定番のフリースジャケットやダウンだけでなく、復刻された名作や隠れた名品も注目を集めています。
2.【名作】絶対に買うべきパタゴニアの人気アイテムBEST7
アウトドアブランドの中でも、パタゴニアは「名作が多い」ことで知られています。
機能性やデザイン、そしてストーリー性を兼ね備えたアイテムたちは、アウトドア好きだけでなくファッション通の間でも評価が高く、いまや“普段着としての一軍”として選ばれる存在。
ここでは、数あるパタゴニアのラインナップの中から絶対に知っておきたい名作7選を厳選してご紹介していきたいと思います。
買ってよかったと思える理由があるアイテムばかりですので、最後までぜひご覧ください。
2-1. シンチラ・スナップT|定番中の定番。迷ったらまずこれ
パタゴニアを代表する名作といえば、シンチラ・スナップT。
1985年の登場以来、ほとんど姿を変えずに愛され続けている超ロングセラーの名作です。
パタゴニアが商標登録をしている軽くて暖かい素材「シンチラ」は、肌ざわりがよく、秋口から冬まで幅広いシーズンで活躍。プルオーバー型のデザインや胸元のスナップボタン、ポップな配色が90年代ライクでレトロファッションとも相性抜群です。
街でもキャンプでも使える万能さが、パタゴニアらしさが詰まった一着として人気を集めています。「最初の1着を選ぶなら?」と聞かれたら、間違いなくこのスナップTをおすすめしです。
2-2. レトロX|唯一無二のフリース。防風性まで兼ね備えた名作
見た目の可愛さとは裏腹に、驚くほど実力派アイテムなレトロX。
ふわふわとしたボアフリースの裏に、防風機能を仕込むことで風を通さない保温性の高さを実現。まさに“着るシェルター”と言っても過言ではないでしょう。
90年代らしいボリューム感のあるシルエットと胸ポケットの切り替えデザインもレトロXの魅力ポイント。着るだけでコーディネートが決まるうえ、寒がりな人にとっては頼れる相棒になるはずです。
2-3. ダスパーカー|ビンテージ市場でも人気沸騰。90sアウトドアの代名詞
アウトドアに興味を持ち始めた人なら、一度はその名前を聞いたことがあるでしょう。
クライマーたちのヘビーアウターとして活躍するダスパーカー。
1990年代にリリースされ、ボリューム感のあるルックスと発色のいいカラーリングが最大の特徴となっています。
最近では、タウンユースに使えるジャケットとして人気を集めており、着るだけで抜群の存在感を放ちます。古着市場では当時モノが高額で取引されることも珍しくありません。
90年代の空気感やアウトドアカルチャーをファッションとして取り入れたい人には、ドンピシャな名作です。
2-4. ダウンパーカー|極寒でも安心。本気の防寒アウター
完全無欠の防寒性を持つパタゴニアのダウンパーカー。
厳しい環境での使用を想定して作られており、700フィルパワー以上の高品質ダウンがたっぷり詰め込まれた一着。見た目のゴツさとは裏腹に、着てみると意外と軽く、動きやすさも◎。
街で着るには少しオーバースペックかもしれませんが、真冬に一切寒さを感じたくないなら、これ一択です。
“買ってよかった”と心から思えるダウンジャケットでしょう。
2-5. トレントシェルジャケット|コスパ最強の万能シェル
雨の日も風の日も安心のトレントシェルジャケットは、パタゴニアが誇る高機能レインシェルジャケットです。
H2No(エイチツーノー)という独自の防水透湿素材を採用していることが最大の特徴。雨をしっかり弾きつつ、内部のムレを外に逃がしてくれるので、梅雨時期や野外フェスにもピッタリです。
パタゴニアの中では比較的手を出しやすく、「最初のパタゴニア」として選ばれることも多いアイテムです。
2-6. ストームジャケット|ミリタリーライクなルックスに惚れる
余計なデザインが一切ない、無骨なデザインが光るのがストームジャケット。
90年代に登場したアイテムで、シンプルかつ直線的なカットがミリタリーっぽさを感じさせる一着です。
防水性・耐久性にも優れており、見た目だけでなく機能も本気なのがストームジャケットの魅力となっています。
また、4つのサイドポケットが特徴のヴィンテージモデルや2002〜2003年まで作られていたGORE-TEXのモデルなどは、中古市場でも特に人気を集めており価値が高くなる傾向となります。
他人と被らない一着を狙っているなら、要チェックです。
2-7. アイスナインジャケット|知る人ぞ知る“幻の名作”
最後に紹介するのは、パタゴニアファンの間でも伝説的存在として語られるアイスナインジャケット。
2000年の登場からわずか3年間ほどしか生産されてなかったため、かなり希少性が高いです。パタゴニア屈指の本格アウターで非常に数が少なく、古着市場でもなかなか見かけないレアピース。
見つけたら即買いをおすすめします。
3. パタゴニア以外におすすめのアウトドアブランド5選
パタゴニアが好きなら、きっと他のアウトドアブランドにも興味が湧いてくるはず。
さて、ここでは、機能性もデザイン性も兼ね備えた名ブランドを5つピックアップしましたので、紹介していきたいと思います。
街でも山でも活躍する優秀ブランドたちを、一緒にチェック。
3-1. THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス)
言わずと知れたアウトドアの王道ブランドの『THE NORTH FACE』。
機能性・デザイン・知名度の3拍子がそろったブランド力が魅力です。
中でも「ヌプシジャケット」や「バルトロライトジャケット」は、毎年人気の名作。シンプルでスタイリッシュなデザインが多く、アウトドア初心者から上級者まで支持されているのが特徴です。
パタゴニアと比べるとやや都会的な雰囲気があり、街使いにもバッチリ馴染む点が大きな強みです。
3-2. L.L.Bean(エルエルビーン)
アメリカ発の老舗ブランドで、クラシカルなアウトドアスタイルが得意なL.L.Bean。
特に有名なのが「ビーンブーツ」ですが、ジャケットやトートバッグにも歴史と機能が詰まっています。
どこかアメカジ感が漂うデザインが多く、古着好きやビンテージ好きにも人気。パタゴニアのナチュラルな雰囲気と相性が良く、並べて使っても違和感がありません。
アウトドアだけでなく、日常生活に自然に取り入れられる一着を探している人におすすめです。
3-3. Columbia(コロンビア)
コスパに優れた高機能ウェアを展開するブランドとして有名な「Columbia」。
独自の防水素材である「オムニテック」をはじめ、快適さを追求した機能が充実しており、値段以上のスペックを持つアイテムが多いのが魅力。
カラーバリエーションも豊富で、ちょっと攻めた色も気軽に試せるので、アウトドア初心者の“最初の一着”としても選びやすいブランドです。
3-4. ARC'TERYX(アークテリクス)
カナダ発の高機能アウトドアブランドで、ミニマルで洗練されたデザインとプロ仕様の機能性を両立しています。アウトドアファンだけでなく、トレンドのテック系ファッションをする方にも愛されているブランドです。
価格帯はやや高めですが、「ベータジャケット」などは一度手に取るとその完成度の高さに驚かされるはず。街でもアウトドアでも映えるハイセンスな見た目に加え、耐久性や防水性も一級品です。
「長く使える“一生モノ”が欲しい」という人には特におすすめのブランドです。
3-5. mont-bell(モンベル)
日本が誇るアウトドアブランドの「モンベル」。
コスパ・機能性・実用性のバランスが非常に高く、知る人ぞ知る“実力派”ブランドです。
派手さはないものの本当に使いやすいウェアやギアが揃っており、登山やキャンプのプロにも愛用者が多数。日本の気候や体格に合わせた設計もされており、着心地も快適です。
アウトドアにどっぷりハマる前に、一度は試しておきたい安心感のあるブランドです。
4. まとめ:パタゴニアの名作は奥深い。
パタゴニアの名作アイテムには、ただの「かっこよさ」や「流行」だけでは語れない、歴史・哲学・機能性が詰まっています。
例えば、シンチラスナップTやレトロXのように時代を超えて愛される定番アイテムには、それぞれの背景や開発ストーリーがあり、知れば知るほどその魅力にハマっていくはずです。
ただ“着る”だけじゃなく、「どうせ買うなら、良いものを長く着たい」と思わせてくれるのがパタゴニア。
今回紹介した7つの名作は、どれもパタゴニアの魅力をギュッと詰め込んだような逸品ばかりなので、ぜひ一度チェックしてみてください。