街中でも履いてる人をよく見かけるブランドの『Adidas/アディダス』。
定番のスタンスミスやスーパースターはもちろん、最近トレンドのサンバなど、いつの時代も人気があるイメージのスニーカーブランドですよね。
しかし、アディダスとはどんなブランド七日深く知らない方も多いのではないでしょうか?
実はアディダスの始まりには、ある「兄弟の物語」が深く関わっており、永遠のライバルとも言われる「プーマ」の誕生にも、驚くような繋がりがあるのです。
さて、この記事では、そんなアディダスの歴史から今買うべき鉄板の人気スニーカー、ロゴの秘密までわかりやすく解説していきたいと思います。
アディダスの奥深い魅力に迫ってみましょう。
1. アディダスの歴史
今や世界中の誰もが知るアディダスですが、始まりはドイツの小さな町で一組の兄弟が始めた靴工房でした。
アディダスの歴史には成功、対立、そして別れという、まるで映画のようなドラマがあったのです。
この章では、アディダスの歴史について解説していきたいと思います。
1-1. ドイツの小さな町から始まった兄弟の物語
アディダスの物語は1920年代のドイツ・バイエルン州のヘルツォーゲンアウラッハという町で幕をあけます。
靴職人として天才的な才能を持つ弟のアドルフ・ダスラー氏と卓越した販売スキルを持つ兄のルドルフ・ダスラー氏の二人が、実家の洗濯室を改造して靴を作り始めたのが原点です。
兄弟は二人三脚で事業を拡大させ、1924年に「ダスラー兄弟商会」を設立。
彼らの作る高品質なスポーツシューズはすぐに評判となり、特に陸上選手たちの間で高い評価を得るようになります。
ダスラー兄弟の名が世界に轟くきっかけとなったのが、1936年のベルリンオリンピック。アドルフ氏はアメリカの陸上選手ジェシー・オーウェンズに自社のスパイクを提供するという賭けに出ます。
結果、オーウェンズは4つの金メダルを獲得。
この快挙によって、ダスラー兄弟商会のシューズは世界中から注目を浴びることになりました。
1-2. 兄弟の確執が生んだ世紀のライバル「プーマ」の誕生
兄弟の事業は順風満帆に見えましたが、関係に徐々に亀裂が入り始めます。
職人気質で完璧主義の弟アドルフと社交的で商人気質の兄ルドルフは性格の違いからくる些細な意見の対立があり、第二次世界大戦という混乱の時代を経て修復不可能なレベルにまで悪化してしまいました。
そして1948年、二人はついに決別。
会社を完全に二つに分割し、それぞれの道を歩むことを決断します。
弟アドルフは、自身の愛称「アディ」と姓の「ダスラー」をつなぎ合わせて、「アディダス」を設立。
一方、兄ルドルフも自身の会社RUDAを設立し、それが後の「プーマ」となります。
一つの町を流れる川を挟んで、アディダスとプーマは互いに激しく競い合うことになります。従業員同士の結婚が禁じられたり、子供たちが違う学校に通ったりと、町全体を巻き込むほどの熾烈なライバル関係が、ここから数十年にわたって続くことになるのです。
1-3. コートを飛び出した2つの伝説「スタンスミス」と「スーパースター」
アディダスとして再出発したアドルフはブランドの地位を不動のものにするため、次々と革新的なシューズを開発します。
その中でも、ブランドの顔として今なお愛され続けているのが「スタンスミス」と「スーパースター」です。
1965年、世界初のレザーテニスシューズをベースに、テニス選手スタン・スミス氏のが着用していた「ハイレット(のちのスタンスミス)」が誕生。シンプルでクリーンなデザインは、テニスコートという枠をあっという間に飛び越え、世界中のストリートで愛されるファッションアイテムとなりました。
1969年にはバスケットボール界に革命を起こした「スーパースター」が登場。
つま先を保護するラバー製の「シェルトゥ」が特徴で、NBA選手の足元を席巻。やがてヒップホップカルチャーとも結びつき、ストリートの象徴的なスニーカーへと進化を遂げました。
この2つのモデルの成功が、アディダスを世界的なブランドへと押し上げたのです。
2. アディダスの人気スニーカーランキングTOP10!
アディダスには数えきれないほどのスニーカーの名作があります。
いざ一足買おうと思っても、「どれを選べばいいか分からない!」と悩んでしまいますよね。
この章では、アディダス好きなら絶対に押さえておきたい定番モデルから今のトレンドを象徴する一足まで、間違いないTOP10をランキング形式でご紹介します!
① 【キング・オブ・スニーカー】スタンスミス
アディダスのスニーカーで「最初の一足」を選ぶなら、スタンスミスは間違いなく最有力です。
元々はテニスシューズとして誕生し、「世界で最も売れたスニーカー」としてギネスブックに認定されているほどの超定番モデル。
どんなファッションにも馴染む究極にシンプルなデザインと、シュータンに描かれたテニス選手スタン・スミス氏の肖像が特徴。きれいめコーデにもカジュアルにもハマるので、一足持っておくと本当に重宝します。
② 【不朽のストリートアイコン】スーパースター
スタンスミスと同じくらいの人気を誇るのが、スーパースター。
元々はバスケットボールシューズとして開発され、つま先を保護する「シェルトゥ」と呼ばれる貝殻のようなデザインが最大の特徴です。
80年代にはヒップホップグループ「Run-D.M.C.」が愛用したことで、音楽やストリートカルチャーを象徴する一足となりました。
存在感あるデザインは、今も世界中のファッション好きから愛されています。
③ 【今、最も熱い一足】サンバ
今、街で最も見かけるアディダスのスニーカーといえば、サンバではないでしょうか?
もともとはフットサルシューズでしたが、クラシックで薄型のシルエットが現代のファッションシーンで再評価され、爆発的な人気を博しています。
T字型のトゥデザインとガムソールが特徴で、どんなパンツにも合わせやすいのが魅力。ファッション好きなら、まずチェックしておきたいモデルです。
④ 【レトロな魅力が再燃】ガゼル
サンバと似たルーツを持つ、インドアトレーニングシューズが原型の一足のガゼル。
サンバよりも少しだけボリュームがあり、柔らかな素材のアッパーが特徴的です。
1960年代に登場して以来、UKの音楽シーンやサブカルチャーの中で愛されてきた歴史があり、ややレトロな雰囲気が近年のトレンドにマッチ。豊富なカラーバリエーションも魅力で周りと少し差をつけたい方におすすめです。
⑤ 【スケーターにも愛される名作】キャンパス
80年代に登場したバスケットボールシューズのキャンパス。
丈夫さとシンプルなデザインから、スケーターやストリートシーンで絶大な支持を得ました。
伝説のヒップホップグループ「ビースティ・ボーイズ」の足元を飾ったことでも有名。少し太めのパンツと合わせたときの相性は抜群で、ストリートスタイル好きなら見逃せません。
⑥ 【80年代バスケシューズの雄】フォーラム
80年代のバスケットボール界を席巻したスニーカーのフォーラム。
足首を固定するクロスストラップがアイコンとなっており、当時としては最先端の技術が詰め込まれたハイスペックな一足でした。
ボリューム感のあるシルエットが、現代のストリートファッションの足元にに完璧にフィット。近年、人気が再燃しており存在感のあるスニーカーを探しているなら間違いありません。
⑦ 【クラシックランニングの元祖】カントリー
クロスカントリー用のランニングシューズとして1973年に登場した、カントリー。
つま先からかかとまで巻き上がった個性的なガムソールと、細身でスタイリッシュなシルエットが特徴です。
レザーの上品な雰囲気とスポーティーさが混ぜ合わさったデザインは、きれいめなファッションの外しアイテムとしても人気。映画『ビバリーヒルズ・コップ』でエディ・マーフィが履いていたことでも知られています。
⑧ 【革新的な履き心地】ウルトラブースト
2015年誕生のアディダスの技術力が詰まったモデル、ウルトラブースト。
驚異的なクッション性と反発性を両立させた「BOOSTフォーム」をミッドソールに全面採用し、「一度履いたらやみつきになる」と言われるほどの快適な履き心地を実現。
元々は本格的なランニングシューズですが、近未来的なデザインと快適さから普段履きのスニーカーとしても定番化しています。
⑨ 【都会派スニーカーの代名詞】NMD
高いクッション性を持つライフスタイルスニーカーのNMD。
NMDとは"NOMAD(ノマド=遊牧民)"の略で、アディダスの過去の名作のデザイン要素と、プライムニットアッパーやBOOSTフォームといった最新技術を掛け合わせています。
ミッドソールに埋め込まれた特徴的なカラーブロックは、一度見たら忘れられないデザイン。未来的なルックスで、コーディネートの主役になる一足です。
⑩ 【ヴィンテージ感漂う】SL72
1972年のミュンヘンオリンピック開催に合わせて、軽量性を追求して作られたSL72。
ナイロンとスエードを組み合わせたアッパーは、70年代の雰囲気を色濃く感じさせます。近年のヴィンテージスニーカーブームの中で再注目されており、レトロランニングシューズ好きにはたまらない、通好みの一足と言えるでしょう。
3. アディダスの人気コラボ5選!
アディダスは様々なブランドやアーティストとタッグを組んで生み出されるコラボレーションモデルが多いです。
毎回世界中で大きな話題を呼び、スニーカーファンたちを熱狂させています。
ここでは、その中でも特にファッション史に残るアイコニックな5つのコラボをご紹介します。
3-1. GUCCI
スポーツブランドの枠を飛び越え、ファッション業界全体に衝撃を与えたのが世界的ラグジュアリーブランド「GUCCI(グッチ)」とのコラボレーションです。
アディダスのトレフォイルロゴやスリーストライプスが、GucciのGGパターンとベストマッチ。お馴染みのガゼルやジャージセットアップは独創的なアイデアで再構築されています。
3-2.Yohji Yamamoto (Y-3)
日本のモード界を牽引するデザイナー、山本耀司氏とのコラボレーションは「Y-3(ワイスリー)」という一つのブランドとして確立。2003年から続くこのパートナーシップは、スポーツ×ファッションの融合を語る上で欠かせない存在です。
「Y-3」のスニーカーやウェアは、ひとつのアートピースのようなオーラを放っています。
3-3. Kanye West (YEEZY)
スニーカーの歴史を塗り替えたコラボとして、アーティストのカニエ・ウェスト(Ye)との「YEEZY(イージー)」シリーズは外せません。
2015年に発表された「YEEZY BOOST」は革新的なデザインと希少性から、発売されるたびに世界中で争奪戦が繰り広げられる社会現象を巻き起こしました。
彼が生み出した独創的のスニーカーは今もなおストリートファッションシーンに絶大な影響を与え続けている、まさに伝説のコラボレーションです。
3-4. Human Made
日本のストリートファッション界のレジェンド、NIGO氏が手掛けるブランド「Human Made(ヒューマンメイド)」とのコラボも見逃せません。
NIGO氏の得意とするヴィンテージライクな世界観とアディダスのクラシックなモデルが見事にマッチ。スタンスミスやスーパースターといった定番モデルにHuman Madeの象徴であるハートロゴやキャッチーなグラフィックをプラスし、どこか温かみと遊び心を感じさせるデザインは、多くのファンを魅了しています。
3-5. Wales Bonner
今、最もファッション好きから注目を集めるコラボの一つが、ロンドンを拠点とするブランド「Wales Bonner(ウェールズ・ボナー)」とのタッグです。
デザイナーのルーツであるヨーロッパとアフロ・カリビアンの文化を背景にした、上品で知的なデザインが特徴。サンバ人気の火付け役とも言われ、クラシックなモデルを上質な素材や美しいステッチワークで洗練された一足に。
履くだけでコーディネート全体を格上げしてくれる、まさに玄人好みのコラボと言えるでしょう。
4. ヨーロッパ最大のスポーツメーカー、アディダス。
いかがだったでしょうか。
今回は、アディダスとはどんなブランドなのか解説するために、歴史や人気モデルなどを解説させていただきました。
皆様にとっての知識となっていれば幸いです。









